料理が苦じゃなくなった話
以前は料理が嫌いだった。
帰りが私より遅い夫に「料理を作って欲しい」と頼まれて、「なんで私だって仕事して疲れてるのに料理しなきゃいけないの?仕事して定時で帰って家事するより、残業して帰る方がよっぽど楽だわ」ってキレてた。
自分が作る料理はたいして美味しくなかったし、片付けはめんどくさくてシンクにゴミを溜めては不愉快な気持ちになってたし、料理が好きになる要素がどこにもなかった。
今は違う。
仕事帰りでも3品くらい作れる。しかも夫のためじゃなく、自分の健康と、食の楽しみのために。
その理由のひとつは、設備への投資によって料理のハードルが格段に下がったから。
マンションを買って、キッチンが広くなった。冷蔵庫も大きいものに買い替えて、性能が上がって食材が傷みにくくなった。ディスポーザーがついてて、大嫌いなシンク掃除が楽になった。姉が結婚祝いにくれたホットクックのおかげで、料理のスキルを問わず美味しいご飯が作れるようになった。炊飯器も美味しく炊けるものに変えた。備え付けの食洗機があるから、皿洗いも苦じゃない。お皿を片付けるための導線も短くなった。
本当に、本当に設備への投資は大事。
そして、最近はアップデートしたのは、レシピ管理の方法。
これまではお気に入りのレシピを夫婦LINEのノートに備忘録に貼り付けていたんだけど、基本的にはわざわざその日使いたい食材でレシピ検索して作るような感じだった。何度か作ったことがある料理も、いちいち調べてた。今考えると、効率悪過ぎ。。
今はNotionでレシピ用のデータベース作って管理してる。
詳しい設定の仕方はこのサイトを参考にした↓
情報管理ツール「notion」の使い方【レシピ管理編】 | あさぎいろの図書館
Notionのいいところは
・拡張機能Notion web clipperを使えばレシピのコピペが簡単(普通にPDF保存すると広告も入っちゃうし、画像を別途保存+テキストコピペはめんどい)
・カードタイプでレシピが探しやすいし、並べ替えが簡単
・タグで「主菜」「副菜」「汁物」「ホットクック」とか付けておくとフィルターやソートが簡単
・リンク集じゃなくてノートなので、アレンジした方法や塩分量を書き込んでアップデートできる
・無料
って感じ。もっと使いこなせるのかもしれないけど、かなり満足。
この管理方法に変えてから、「副菜のバリエーションが少ないな」とか見えるようになった。そうして「同じきんぴらでも食材変えればバリエーション増えるな」とか「洋食の主菜にあう副菜のバリエーション増やしたいな」とか考えて、レシピ探して、美味しかったら追加して、でカードが増えていく。
それに献立を考えるのも楽になった。「今週のメイン食材は鶏胸肉で、半分はチキンカツに半分は野菜スープに使おう」「チキンカツにしたいからさっぱり副菜を作れる食材を買おう」とかね。
今でも「今日は料理できない!」って日はあるけど、基本的には自炊したものを食べる、が身についたと思う。
「自分を律して面倒なこともできるようになった」わけではなく、面倒じゃなくなった。
料理上手になったわけじゃない。レストランみたいに美味しいものを家で食べれるようになったんじゃない。定番メニューの数も、まだそんなに多くない。
野菜がいっぱい摂れて、それなりに美味しい献立を考えられるようになったし、簡単レシピばかりだから仕事帰りでも作れる、続けられるようになった、ということ。
一人暮らし始めたてのころとか、料理頑張ってみようと思っていきなり難しいもの作ったりとかさ。いきなり、フードプロセッサーとかジューサーとか、汎用性低めの家電買ったりとか。
継続できない頑張り方をしてしまうんだよな。
今できるようになったことを思うと簡単なことだったと思うけど、たどり着くのは難しかった。
本当に、偉い。
最後に、私のノーションレシピページをシェア。日頃何食ってんのかバレるのちょっと恥ずかしいから消すかもしれないけど。