4月は純真無垢

あんまり長い文章は書けない。ほぼ不妊治療に関すること。

不妊治療の精神的肉体的につらい話とか

 私が普段通っているクリニックは不妊治療専門だけど、卵管通過性検査や、人工授精などイレギュラーな処置を行う場合は母体である産婦人科に行かないといけない。
母体の産婦人科の待合室には夫婦で来院してる妊婦さんがいるし、私が検査や治療を行うのと同じフロアに分娩室があって、赤ちゃんの声が響く。
幸せそうな妊婦さんを見ても、どす黒い気持ちにはまだならないけど、楽しい気持ちにはならないし、どちらかというとつらい。

今通ってるクリニックへの不満は他にもあって、私は1年以上タイミング法をやっていたけど、もっと早くステップアップや検査について案内してほしかった。もっと食事指導なんかにも踏み込んで、親身になってくれたらいいのに。

完全に不妊治療に特化したクリニックに転院したほうがいいよな。
どうせ今のクリニックじゃ体外受精はできないから、転院するしかないけどさ。

 

卵管通過性検査はものすごく痛かった。
膣にクスコを入れて、子宮の入り口を開いて、造影剤を入れて、レントゲンを撮って、子宮や卵管の形状を確認する検査。
どんな痛みかと言われると難しい。ズーンと子宮に鈍痛がする感じ。子宮で銅鑼をたたかれて波のような余韻があるような。痛いというよりは、苦しい。生理痛がほとんどないから分からないけど、生理痛がめちゃくちゃ重い人っていうのはこんなに痛いのか?と想像した。
卵管通過性検査のあと6か月間は卵管の通りがよくなって妊娠しやすくなりますよと言われたのに、できなかった。悲しい。

 

人工授精は卵管通過性検査よりは痛くなかった。とはいえ、それなりに痛い。
膣にクスコを入れて、子宮の入り口を開いて、濃縮洗浄した精液を注入する。
ぐっとこらえて耐えた後、間髪開けずに排卵を促すためのHCGを筋肉注射するんだけど、これも痛い。子宮の痛みがやっと終わって安心した直後にまた痛いことが起こった事実に泣きたかった。
どっちも、耐えられないほどの痛みではない。だけど、どうして私ばっかり痛い思いをするの、夫はトイレで射精するだけなのに。こんな思いをしてもできないかもしれなくて、また来月には同じことをしなくちゃいけないんだろうか。そんなことを思って悲しかった。


しかし、クスコで子宮の入り口を拡げる痛みより、子宮に何かを入れられることのほうが痛い。造影剤を入れる痛みは想像できるけど、なんで精液を入れるだけの人工授精は痛いんだろう。チューブが痛いの?

 

友人の心無い発言もつらかった。
自分が不妊だとしても治療費の上限を1000万円って決めてできなかったら諦めるから悩んだりしないとか、そんなに子どもほしいなら養子は考えないの?とか。
同じステージじゃない人に、話した自分が悪かった。その子の言うことがめちゃくちゃおかしいわけでもない。
ただ、高収入マウントが嫌らしいし、治療に伴う痛みや不安を一切無視してるのが嫌。
私はその子に二度と会わないと思う。その子も私には会いたくないんじゃないかな。

 

逆に嬉しかったのは、(旦那の精子の質はめちゃくちゃいいのになかなか妊娠できない話の流れで)避妊しててもできそうなのね、私は35歳までに結婚も出産もしてなかったら卵子凍結するつもりだよ、って言ってくれた子。
文字に起こすと、傷ついた発言と大差ないような気もするけど、「そうなの、原因が分からない不妊ってあるの!大変なの!」とか、「私もできなかったら卵子凍結しちゃお!」とか、違う立場なのに同じ目線で話せたから嬉しかったんだと思う。

 

毎月の生理が来たとき、産婦人科でみじめな思いをしたとき、検査や治療で痛い思いをしたとき、友人の心無いことばで傷ついたとき、
わんわん泣きたいのに、夫にも、親にも、吐き出せないのがつらい。相手が受け止めてくれるか分からないから、ブレーキがかかる。

 

もしも、妊娠することができて、なんらかの病で母子ともに危険な状況に陥り、どちらかしか助けられないことになったら、私は死んでもいいから子どもの命を助けてほしい。だけど夫は子どもを殺して私を助けるって言う。

少し嬉しくて、少し悲しい。