4月は純真無垢

あんまり長い文章は書けない。不妊治療と妊娠の記録。

2回目の人工授精

2回目の人工授精をやってきたよ。

待合室、子連れの妊婦さんも多くて、精神的にきついな…と思ってたけど。小さい子と目が合って、じっと見つめられたら、辛いとかないわ。ただただ可愛い。

「子ども好き」を自称するほどではない、むしろ他人の子どもとどう接したらいいかよく分からんし苦手という意識があるけれど、やはり子どもは可愛くできているんだな…かわいいと感じてしまうよ…

 

受付を済ませたら、精液を提出。

これまで2度の検査で優れたスコアをたたき出した夫の精液だったんだけど、今日は運動率が3割で、総合的なスコアも基準値の半分くらいだった。

人によっては、日によって精子の量や運動率が10倍程度違うこともあるって本で読んだから、不思議なことじゃない。

今日は早朝の射精だったから精子も寝てたのかもね。あと前回と違って射精から3時間くらいたってたから、死んだんかもしれん。

 

前回と違う先生が担当してくれたけど、

処置の前に「水を多めに入れますよー」って言われた。なんか前回と手順が違う。前回水なんか入れられんかったと思うんだが。

疑問に感じつつ、聞く間もなく終了。

痛みは前回より少なかった。

排卵はまだしてなかったみたいで、HCG打って終わり。

今日のお会計は23,000円くらい。

 

 

人工授精、意味ないやろ…って気持ちが日に日に強くなる。

 意味ないって思いながら2週間待たないといけないの、もやもやした気持ちになるな。

もし不妊の原因がクロミッドの服用によって頚管粘液が減って、精子が泳いで行きにくくなっているんだとしたら、人工授精で妊娠できるかもしれない。

でも、黄体化未破裂卵胞(卵胞が育っているけど破裂してなくて実は排卵してない)、ピックアップ障害、受精障害、着床障害、みたいに、人工授精で解決できないことが原因である可能性のほうが断然高いように思う。

「人工授精で授かる人の9割は3回目までに成功してる」とか見て、とりあえず3回、、と思ってたけど、やっぱり人工授精は今回で終わりにしてステップアップするぞ。

 

転院先、国立成育医療研究センターが立地的にもいいかなと思ってはいるけど、不妊治療の実績はほんとどうなんだろ…

加藤レディースクリニックとか、リプロダクションクリニック東京とか、有名なとこのほうが培養士さんが優秀だったりするんかな、やっぱり。

まぁ、以前ブログでも書いたとおり、自分が知識を持っていればお医者さんに聞けるし、転院すればいいしね、、

 

転院先の予約、今回の結果が分かったら…って思ってたけど、別に今の時点で予約入れてもいいよな。

だって、次回生理がきて、その時点で予約いれて初診が1か月後になるんだとしたら、その初診までの1か月だって人工授精にしろタイミング法にしろするだろうし、その結果初診の前に妊娠する可能性だってあるし。

だったら今の時点で予約入れてよかろう。

生理予定日が3/7だから、明日にでも電話して、3月中旬に初診、と、同じころにタイミング法かな。よしよしそうしましょ。

 

 

 不妊治療をされている方のブログを読み漁っている。

こちらの方は無事妊娠されて、現在は更新していない(おめでたい)。

ameblo.jp

この記事には全体的に共感してるんだけど、特にここ。

ネットや妊活の雑誌を見ていたら書いていたのですが、「20代で」「1年間避妊無しで性交した」カップルの約90%は妊娠するそうです。
もはや、その時点で私達はマイノリティです。

 それな!!!

 人生で、「自分はマイノリティだ…」と感じた経験があんまりない。血液型もなんもめずらしくないし、先天的な病もない、身長も、体形も、実家も、結婚相手も、結婚時期も、「自分はすごく普通で健康」だという認識で生きてきたから、

妊活を始めてから「自分がマイノリティ」ということを受け入れがたかったように思う。

前にも書いたけど、「まさか自分が不妊なんて」から意識を変えることがとても難しかった。

そして私の悩みを知った友人たちの「自分には関係ない(私はマイノリティにはならないだろう)」という意識と態度もすごく分かる、私もそうだったんだから。

でも傷つくから距離置きます。

 

今は自分がマイノリティだということを悲観するより、自分の不妊には原因が必ずあるはず!体外受精でクリアできる可能性も十分あるし、きっと大丈夫!ダメでも大丈夫!と思えているよ。

前向きにがんばってる、エライ。

高級娼夫を買ってみたいよー。映画「娼年」を見た。

https://dobunyan.hatenablog.com/entry/2021/01/26/094817

 

以前書いたブログで、「高級娼夫を買ってみたい」欲望があることをチラッと書いた。

娼夫を題材にした映画「娼年」を見てみたので、今日はその感想を書く。

 

あらすじや内容は他に詳しく紹介しているブログがたくさんあるのでそちらに譲るけれど、雑に紹介すると「女性にもセックスにも楽しみを見出せない大学生リョウが娼夫になって、客の女性の欲望に触れ成長していく」ストーリー。とはいえ映像の衝撃が大きくて内容があんまり頭に入ってないや。主演は松坂桃李です。

 

で、感想なんですが、、

最初のシーンから、松坂桃李のお尻をアップに、セックスシーン。彼、お尻に特徴的なホクロがあるんですね・・・内容と関係ないけど、私男の人は筋肉隆々の直線的なラインが好きで、お尻の丸みを見ると少し萎えちゃうなぁと思った。

というかセックスをしている様って滑稽だなぁ。体勢とか、動きとか、なんか冷静に見ると馬鹿みたいなのよね。興奮状態じゃないと、とてもできたもんじゃないっすね。急に見せられるセックス、ムラムラするとかない。うわぁ・・・って感じ。

もっともムラムラしたシーンは、松坂桃李演じるリョウの、最初のお客さんとの絡み。1日目はカフェでお話だけ。待つ時間の焦ったさが好きだと言って、翌日に情熱的なセックスする。エロい。凄まじくエロい。リョウが働くお店のオーナーの女性、御堂は「女性の欲望は様々で、セックスをするだけじゃなくて、お茶やおしゃべりだけを望む人もいる」と言う。一般的な男性向けの風俗を利用したことがないから想像だけど、男性がホテルに嬢を呼び出していきなりセックスできるのとは違って、女性は「ペニスがあれば誰でもいい」とはなりにくいだろうなぁ。なので、私も娼夫を買う機会があったら、1日目はおしゃべりだけにして抱かれたい気持ちを高めることにします!!

 

劇中で、リョウは8人の女性とのセックスシーンがあるんだけど、もう一つ心に刺さったのは同級生の女の子・恵とのもの。リョウに片想いする恵がリョウの娼夫の仕事を知って、「あのおばさん(御堂)ともセックスしてるんでしょ」って罵倒した後に、怒ったリョウが「御堂さんとは手を繋いだことすらないし今後も抱くことはない。俺がこれからも恵を抱くことがないように」って言い返す。泣きながら去った恵は、後日リョウの前に客として現れる。「リョウくんって高いんだね、夏休みのバイト代が全部なくなっちゃった」って言って。リョウは同級生としてじゃなく、娼夫として仕事のセックスをする。

好きな人をお金で買う。でもその心を手に入れることができないとも分かってる。恵にとっては恋心を忘れるためのセックス。興奮と言うより…胸が締め付けられるような感覚だった。

 

ほかの雑多な感想

・リョウくんの御堂さんへの気持ちは、私にはよくわからん。幼少期に母を亡くしたから、母を重ねて、承認して欲しかった?付き合ってくれと迫ったのは、母を慕う気持ちと、恋慕が重なったから?

・高速手マン、高速ピストンが終始痛そうだった。全てのセックスがめちゃくちゃ激しく行われていて、セックス自体にはエロさは感じにくいかなと思う。とはいえ2時間の映画で、尺とって丁寧なセックスを描くのはきっと無理だからさ…

・同僚の娼夫とリョウの絡み、あるくだりが気持ち悪すぎて見てられなかった。このシーンがあるだけで、私は2度と見返すことはないなと感じた。 

 

総じて、「面白かったけど、気持ち悪くもあって、2度とみたくはない」という感想になるかな・・・

 

高級娼夫を買いたい気持ちがどうなったかというと、、セックスをしたくないなぁと思った。本番行為いらねぇわ・・・むしろ本番行為を伴うと違法だけど。

あと、リョウみたいな娼夫がいるお店はどこで見つければ良いんだろうね。娼夫の人口が娼婦に比べて少ないだろう中で、自分が性的に触りたい触られたいと思える人なんて、圧倒的に少ないだろうなぁ。と思いました。

終わり。

不妊治療を考えたら読む本

不妊治療でタグ付けされたブログ読んでたら見つけた。

www.sophy365.com

 

現在通っているクリニックは、患者に親身になって治療方法を提案してくれるような感じではない。

いろいろブログやネットの情報を読み漁って、自分が妊娠できない原因ってコレかなアレかなと考えた上で、人工授精に踏み切るときに「原因って何が考えられるんでしょう」って聞いたら「原因はないよ。ない人が一番多いの」って言われたことが、転院を決意する決定打だった。

 

人生であんまり病院にかかったことがないもんだから、世間知らずだったんだと思う。餅は餅屋と言えど、病院は必ずしも親身になって妊娠可能性を上げるためのサポートをしてくれるわけではない。

病院を選ぶには、治療方法をより多く提示してもらうには、自分の知識が必要。これに気づくのに2年近く時間がかかったのがすごく悔しい。

 

でも、気づかなかった自分を擁護すると、

まだ若いから医者の言う通りにタイミング法をとってればできるだろうって思っていたし、テレビで見た体外受精の恐怖から、20代のうちは自然妊娠できるように頑張りたいと思っちゃったんだな。

20代のうちに体外受精まで視野に入れて妊活できてるだけで、花まるだと思おう。

 

紹介されてた書籍のうち、『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」 』はざっと読んだ。

私は既に行った検査もあるし、ネットで読み漁った知識もあるし、知ってる内容もあったけど、

私がまだ受けてない検査に何があるかを知って、そのうち受けたほうが良いと思われる検査はどれなのか検討がついたし、なるべく早く体外受精に移行したほうがいいと改めて思った。

転院先ではこの知識を提げて治療方針を決めたい。

 

これから妊活始める友人には、みんなにまず正しい知識を身につけよう!それから病院行こう!と言いたいけど、その子は自然にすぐ授かれるかもしれないし、余計なお世話だろうな、、と思って言えない。

でもその子が不妊に悩んだときには、早く知ってれば時間を無駄にせずに済んだのに、って私と同じ思いをするかもしれない。

不妊治療という話題のデリケートさが、正しい知識を拡める障壁になってるのかもね。

あともっと病院や国が不妊治療患者に優しくなってほしい。

 

 

次回卵胞チェックの際に紹介状の依頼をして、人工授精2回目をやって、それで妊娠できなかったら転院するつもり。

転院先はやっぱ国立成育医療研究センターかな。仮に妊娠できたとして、その後の一貫したサポートが魅力的だし、無痛分娩24時間対応なところがいいのよね。

待合室で妊婦さんや子どもと一緒になるのは、ちょっとだけ、気が重いけど。

本当にオーダーメード治療をやってくれるのかな?親身になってくれるかな?という不安もあるけど、自分が身につけた知識でちゃんと質問できれば、きっと大丈夫。

聞きたいことも答えてくれないような先生なら転院すればいい。

焦る気持ちが小さくなった

終わりが見えない、お金かけて痛い思いしても報われるとは限らないところが、不妊治療の辛さだなーと思うけれど、
私が生涯妊娠できない確率ってかなり低いと考えていいんじゃないだろうか。

原因が見つからないのに妊娠できなくて悩んではいるんだけど、
調べつくした結果原因がないなら、例えばあと10年間毎月トライすれば一回くらい妊娠しそうな気がする(無事出産できるかは分からん)。

経済的、体力的にしんどい思いはするけど、分が悪い挑戦ではない。全然絶望する必要ない。

 

なんだか最近は落ち込むことはあれど、焦る気持ちがめっきり小さくなった気がする。
ブログを書いて感情を整理できるようになったからかな。

なんで早く子どもが欲しいと思っていたのかを思い出したら、両親に孫を見せたかったからで、姉が出産した今はその気持ちを置いておいていいな~と思えたとか。

体外受精は怖い、やりたくない…ってびびってたけど、卵子の検査の意味でも早めに1回トライしてみようと思えたとか。

 

友人に言われて傷ついた言葉「自分は1000万円って決めて不妊治療してできなかったら諦めるから落ち込まない」って言葉、
今でも「落ち込まないのは、絶対無理」と言いたいけど、「できる検査や治療はなるべく早くから取り組んで、40歳まで頑張ってみて、できなかったらめっちゃ辛いけど、そのときは受け入れたい」と思えるようになった。
「まさか自分が不妊なんて」からここまで気持ちを切り替えるのが、大変だったな。高齢からスタートしたほうが、結構すんなりゴールを決められるのかもね。

 

そういえばその子に「育児が大変って言ってる人はタスク管理が下手なだけだと思う」って言われてぶち切れたことを思い出すなあ。育児を完全にアウトソーシングしたいようだったから、タスク管理とか言えるんだろうけど、自分で育児を経験したい人間がいるんですよ、ここにね。合理的じゃない・目を離すと死ぬ危険性がある命を守るって、絶対大変だと私は思うよ。

他にも「夫に育休とってほしい」って話をしたら「自分が夫で妻から言われたら(※その子は女)切れると思う」とか言ってた。日本がジェンダーギャップ指数121位のジェンダー後進国たる原因のひとつがあなたね!って感じ。

 

思い出し愚痴が多くなってしまった。

 

ブログを毎日書くなんて、中学生、高校生の頃ぶりで、それ以降はTwitterばかりでブログ用のちょっと長い文章をどうやって書くのか忘れていたんだけど。

いい文章書くぞ!という気持ちを持たずに、いつも夫にマシンガントークで話すような気持ちをそのまま書いていたら、意外と書けた。そんなに長い文章は、書かないけどね。

毎日書くことを続けていたら、言葉が出てきやすくなった気がする。Twitterだけだと本当に、言葉が紡げなくなるのよね。良い変化。

溺れる者は藁をも掴む

母とは仲が良くて、不妊治療のこともオープンに話している。

 

母には信じているスピリチュアルの先生がいる。

私は直接会ったことがないからその先生を信じるも何も判断しようがないけど、母が信じる気持ちは肯定的に思ってる。大金を貢がされてる様子もないし、信じるに足る出来事があったようだし。

 

母は私にはいつか絶対子どもができると言う。というのも、昔スピリチュアルの先生に娘(私)のことを話したときに、「あなたの娘は子どもができたらいい母親になる」と言われたそうで。

からしたら意外だったからようだけど、私からしたら、ずーっと昔から、人間を育てたいと思っていて、私がかけられたかった言葉をかけたいから、私が小さい頃かけられた言葉を覚えていて、そりゃいい母親になりますよ!!なる気、満々ですよ!!

 

まぁつまり、その先生に私が母親になる未来が見えていたなら、子どもはきっとできるはず。という理屈らしい。

 

非科学的〜〜!とか、見えてた子ども、本当に実子〜〜?とか、いくらでも茶々入れられるけど、私も信じるよ。

心に良いことはなんだって信じる。先行き不透明な人生には心の拠り所が必要。それが藁だと分かっていても、掴む。

まぁ私はまだ溺れてないけどね。茫洋とした海で、ぷかぷか浮いてるよ。

転院先のこと

転院先の病院を検討してる。

気になってるのは、国立成育医療研究センター不妊診療科。元々、無痛分娩ができる病院を探していたときにあたりをつけていたのだけど、不妊診療科のホームページに書いてある「オーダーメード治療」をやってくれるんなら、ここがいいんじゃないかなと思っている。

予約が取りにくそうだし、不妊治療の口コミはあまり見つからないから、実際のところどうなのか、、は分からんけど。

 

その不妊診療科のホームページの中で、

不妊の原因検索の結果、甲状腺機能異常や、耐糖能異常など、内科疾患を合併していることが少なくありません」

という文があって、よく低血糖の症状が出る私は耐糖能異常の疑いがあるのでは?と思った。

低血糖の症状」と自己判断してるだけなんだけど、お酒飲んだ帰り道や翌日、昼ごはんを控えめにした午後とかに、急激な心拍数の増加、発汗、甘いものを食べなければと言う衝動、生あくび、ひどいときはめまいがして立てなくなったりする。症状の出始めに糖分補給すると治るから、そうなのかなと思っている。

健康診断では引っかからないし、不妊に関係があると思わなくて今通ってるクリニックにも多分、話したことない。このページ読む限り、不妊に関係があるとは限らないけど、もし原因の一つになってるんなら今までスルーしてきたことが悔やまれる。。

検査では引っかからないし、指摘されたこともないけど、標準体重だが体脂肪率高めなのも不妊の原因なんですかね。。

 

いずれにせよ、細かく、私にあった検査と治療を行ってくれるんなら、ぜひお願いしたい。

次クリニックに行ったら、紹介状書いてくれるよう、言ってみる。

私の衝動に名前を付けない

嫌い

みんな死ねばいいのに

って定期的に呟く(ツイートじゃなくて独り言)、29歳

前者は、たいていは自分が過去に行った後悔している言動をふと思い出してしまったときに打ち消すために、

後者は、私より遅く妊活をスタートさせた人が私より早く妊娠したときに、

呟く言葉ね。

後者はまぁどうでもいいとして、

前者の衝動。

きっと心理学とかの学問分野で名前がついた行動パターンなんじゃないかな。

これ、つらくて。目にしたものをきっかけにあらゆる出来事を思い出す自分の記憶のインデックスが憎い。思い出したくないことを、思い出したくないし、思い出してしまったときには、わざわざ声に出さずにスッと忘れたいのに、独り言がやめられない。

わたしはこの衝動に名前を付けない。

この衝動に対して一般的に付されている名前を見つければ、原因や解決方法をインターネットの海から見つけられるかもしれない。でも探さない。

自分自身でもやっかいなこの衝動を、わたしの一部として愛したい。

わたしは、私の境界をぼやぼやとさせて、私自身をどこまでも愛したい。