高級娼夫を買ってみたいよー。映画「娼年」を見た。
https://dobunyan.hatenablog.com/entry/2021/01/26/094817
以前書いたブログで、「高級娼夫を買ってみたい」欲望があることをチラッと書いた。
娼夫を題材にした映画「娼年」を見てみたので、今日はその感想を書く。
あらすじや内容は他に詳しく紹介しているブログがたくさんあるのでそちらに譲るけれど、雑に紹介すると「女性にもセックスにも楽しみを見出せない大学生リョウが娼夫になって、客の女性の欲望に触れ成長していく」ストーリー。とはいえ映像の衝撃が大きくて内容があんまり頭に入ってないや。主演は松坂桃李です。
で、感想なんですが、、
最初のシーンから、松坂桃李のお尻をアップに、セックスシーン。彼、お尻に特徴的なホクロがあるんですね・・・内容と関係ないけど、私男の人は筋肉隆々の直線的なラインが好きで、お尻の丸みを見ると少し萎えちゃうなぁと思った。
というかセックスをしている様って滑稽だなぁ。体勢とか、動きとか、なんか冷静に見ると馬鹿みたいなのよね。興奮状態じゃないと、とてもできたもんじゃないっすね。急に見せられるセックス、ムラムラするとかない。うわぁ・・・って感じ。
もっともムラムラしたシーンは、松坂桃李演じるリョウの、最初のお客さんとの絡み。1日目はカフェでお話だけ。待つ時間の焦ったさが好きだと言って、翌日に情熱的なセックスする。エロい。凄まじくエロい。リョウが働くお店のオーナーの女性、御堂は「女性の欲望は様々で、セックスをするだけじゃなくて、お茶やおしゃべりだけを望む人もいる」と言う。一般的な男性向けの風俗を利用したことがないから想像だけど、男性がホテルに嬢を呼び出していきなりセックスできるのとは違って、女性は「ペニスがあれば誰でもいい」とはなりにくいだろうなぁ。なので、私も娼夫を買う機会があったら、1日目はおしゃべりだけにして抱かれたい気持ちを高めることにします!!
劇中で、リョウは8人の女性とのセックスシーンがあるんだけど、もう一つ心に刺さったのは同級生の女の子・恵とのもの。リョウに片想いする恵がリョウの娼夫の仕事を知って、「あのおばさん(御堂)ともセックスしてるんでしょ」って罵倒した後に、怒ったリョウが「御堂さんとは手を繋いだことすらないし今後も抱くことはない。俺がこれからも恵を抱くことがないように」って言い返す。泣きながら去った恵は、後日リョウの前に客として現れる。「リョウくんって高いんだね、夏休みのバイト代が全部なくなっちゃった」って言って。リョウは同級生としてじゃなく、娼夫として仕事のセックスをする。
好きな人をお金で買う。でもその心を手に入れることができないとも分かってる。恵にとっては恋心を忘れるためのセックス。興奮と言うより…胸が締め付けられるような感覚だった。
ほかの雑多な感想
・リョウくんの御堂さんへの気持ちは、私にはよくわからん。幼少期に母を亡くしたから、母を重ねて、承認して欲しかった?付き合ってくれと迫ったのは、母を慕う気持ちと、恋慕が重なったから?
・高速手マン、高速ピストンが終始痛そうだった。全てのセックスがめちゃくちゃ激しく行われていて、セックス自体にはエロさは感じにくいかなと思う。とはいえ2時間の映画で、尺とって丁寧なセックスを描くのはきっと無理だからさ…
・同僚の娼夫とリョウの絡み、あるくだりが気持ち悪すぎて見てられなかった。このシーンがあるだけで、私は2度と見返すことはないなと感じた。
総じて、「面白かったけど、気持ち悪くもあって、2度とみたくはない」という感想になるかな・・・
高級娼夫を買いたい気持ちがどうなったかというと、、セックスをしたくないなぁと思った。本番行為いらねぇわ・・・むしろ本番行為を伴うと違法だけど。
あと、リョウみたいな娼夫がいるお店はどこで見つければ良いんだろうね。娼夫の人口が娼婦に比べて少ないだろう中で、自分が性的に触りたい触られたいと思える人なんて、圧倒的に少ないだろうなぁ。と思いました。
終わり。