4月は純真無垢

あんまり長い文章は書けない。不妊治療と妊娠の記録。

子どもの頃の私が可哀想

私は実母と仲良いけど、親に本音なんか話せなかったし、お母さん大好きなんて思ってなかったな。母の日にあげたネックレスを、似たようなの持ってるって我が子に返品させる親だったもの。

 

小さな頃のこと思い返すと、お母さんが嫌いだったことばかり思い出す。おばあちゃんへのハガキ、うまく書けなくて泣いていたら、はがきをビリビリに破られたこと。褒めてほしくて見せたひらがなの練習帳を「下手」って吐き捨てられたこと。小さな頃の私を思うと、可哀想で泣ける。

毒親ってほどじゃない。お母さんは疲れてた。イライラしてた。

泣き虫だった私はよく「泣きなさんな」と叱られたから、いつも隠れて泣いてた。隠れてもバレること多かったけど。

お母さんにぶつけた悩みや本音は一蹴されたから、本音を話すことも無くなった。

 

高校時代の転機を経て、お母さんとはすっかり仲良くなったし、今でこそ、自分の絶対的な味方だと思えるけど、自我が芽生えてから、中学生の多感な時期まで、お母さんが嫌いだった。いや、むしろ、お母さんは私のこと別に好きじゃないでしょって思ってた。

 

 

娘が夜中で目覚めたら、「怖い夢見た?嫌なことあった?大丈夫、大丈夫だよ」って、私は抱きしめる。

小さな頃の泣いてる私、親から見たら理不尽に泣いてるように見てたろうけど、悲しんでるには理由があって、受け止めて欲しかった。抱きしめて欲しかった。自分がそうして欲しかったから、娘にはそうする。

自分がして欲しかったこと、娘にしてあげたって、子どもの頃の悲しみが消えるわけでもない。1人で隠れて泣く癖、本当に悩んでることは家族に対しても胸が支えて言葉が出ない癖は治らない。

私自身が、子どもの頃の私を抱きしめてあげるしかない。


娘が私に大好きって気持ちをぶつけるのが羨ましい。私は、いつまでも、娘にとって絶対的な安心できるママであり続けたい。