小さい頃の雪の思い出
季節外れだけど、雪についての思い出。
多分小学校低学年くらいの頃、母は家から徒歩3分にある事業所みたいなところでパートをしていた。
ある日雪が降って、それが嬉しくなった兄弟3人で仕事中のお母さんに伝えに行こう!ってパート先の窓先まで行ったら、お母さんの上司と思われるおじさんが出てきて鬼の剣幕でシッシッてされて、悲しかった記憶がある。
小さい頃のことだし、どこかに記憶違いはあるかもしれない。
大人になってみれば、まぁ仕事先に子どもが勝手に遊びにきたら母も困るし、母も上司に怒られたんだろうなぁ…と思う。一方で無垢な子どもにきつめな態度をとるおじさんは今でもやっぱり嫌だな。
娘が産まれてみて、娘が同じように仕事場に会いに来て同僚に叱られたら…って考えるとなんか泣けてくる。
「お母さんに雪を教えたい」って動機の純粋さ、可愛さ、でもそれを叱られて萎縮させてしまった不憫さ。
昔のことだから、あんまり細部は覚えてない。そのあとお母さんに私たち兄弟が怒られたのか、お母さんはなんて言ったのか。
母になった私が同じ状況になったなら、娘を叱りたくないし、(立ち入り禁止の危険な場所に勝手に入ったんでもなければ)同僚にも叱ってほしくない。
娘と接することで、昔の記憶が少しずつ蘇って、娘にどう接したいか、私をアップデートしていくんだ。
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産後3日目で、情緒不安定でこんなことを思い出したり、娘が成長することを想像しては入院先で泣いてる。助産師さんの何気ない一言で傷ついて泣いたりもしてる。
元々お目目ぱっちりなのに、今完全に腫れて一重。わたし、ハイパーセンシティブなのよ。でもこれは他人にどうこうしてほしい問題じゃなくて、私は自分でストレスレベルを下がる生活を求めるし、嫌なことがあってもなんとかそれを紛らわす手段も身につけてるし。ただ悲しくて泣いちゃうときはほっといてほしいのに、病院にいると嫌でも勝手に看護師さん入ってくるし、まじで早く帰りたい。
我が子は信じられないくらい可愛い。