2024/5/10の日記から
Twitterに溢れる「何で産んだんですか?」って言説。
そんなの、私は可愛くて(子供の頃から可愛い美人だと言われ続けて、中3で図書館であった不審者に「モー娘。入らないの?」って言われた謎エピソードとか、合コンであった人に「本当に美人だからミスコン出ないの?」って言われたり、ボランティアで出会った初対面の人に「本当に美人な人初めて会った」って言われたり、寿司屋の大将に「女優顔だね」って言われたり、デートで行った寿司屋で店員さんに手握られて口説かれたり、結婚式で着物着たら「女優になったほうがいい」って言われたり、まじで「私は人から見て美人なんだ」と思うエピソードたくさんありすぎる)、頭も良くて、アレルギーもなくて、健康で、
夫も顔が良くて、頭も良くて、
夫婦の世帯年収もまぁまぁあって、夫婦仲がめちゃくちゃ良くて、両親の経済力も高くて、
こんなの私たちが子供作らなかったら誰も作れないじゃん。っていうスペックの高さじゃない?
我が子たちは、順当に行けば、絶対に幸せになれる。理不尽とアンラッキーから守ってあげさえすれば。
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ここから現在の私
急速におばさんになっている自負があって、ツラツラと自惚れた過去の自慢話を見て、新鮮に「私は美人な若い女だった!」と思い出す。
でも中の上なんやな。学校一の美人の称号は手に入らなかったし、大学生で上京したとてスカウトされることはなかった。なんか脚のモデルだけ声かかったことあるけど、実はAVだったんじゃないかと思う。
テレビやYouTubeで「この地下アイドルぜんぜん可愛くないやん」と思うけど、隣にいたらめちゃ可愛いんやで、その子。自分より、ずっとな。
所詮中の上よ、と卑下しつつ、だけど、私の人生に起こった「美人とチヤホヤされる出来事」が一切ない人生もそこら中にあるんだと思う。
生きていて「可愛い」と言われることは当たり前だった私にとっては、「可愛い」って言われないのは信じられない。というか私は誰に対しても「可愛い」って思うよ。褒められるのが当たり前だったから、褒めるのも当たり前。これは意識したことなかったけど、褒められ続けてきたことの効能なんだろうな。
3歳娘は、一般的な見たら普通の見た目だと思うんだけど、私は本当に可愛いと思っているので、毎日可愛いと言っている。
私の両親が娘に向かって「可愛いねぇ、よく可愛いって言われるでしょ?」って聞いたらにへらと「言われる」と答えていた。
多分これでいい。
私たち夫婦が子ども持てなかったら終わりよ、と思うのは今もそう思ってるよ。
そして理不尽とアンラッキーから子どもを守りたいから、画数のいい名前をつけたんやな。