4月は純真無垢

あんまり長い文章は書けない。不妊治療と妊娠の記録。

もしも私が理不尽に殺されたら

また起こってしまった、電車での無差別傷害事件。

逃げ惑い、窓から脱出する乗客たちの映像を見て、もしこの場に遭遇してしまったら、と考えてしまう。

今はもう、お腹が出ているので、多分私は窓から出ようにもつっかえてしまうだろうな。

走って転んでしまったら、どうしようとも思う。

 

こんな理不尽な目に遭いたくないと心底思うし、避けられるなら、避けたい。イヤホンはつけずに電車に乗って、危険を察知できるようにするし、走れる靴を常に履いている。

でも理不尽に殺される瞬間が来てしまったら。お腹はやめてと懇願するだろうし、悔しいと思って死んでいくんだと思う。我が子に会いたかった、育てたかった、悔しい。

考えたって仕方ない。その瞬間は突然降りかかってくるかもしれなくて、ただ悔しいと思うだけ。

 

私が殺されたら、そっとしておいて欲しい。被害者は妊婦で、不妊治療の末ようやく授かった子どもで、名前を決めたり、こんな子どもを育てたいと日記に書いていて。とかね。世間の同情を誘うセンセーショナルな記事にできそうなもんだけど、知らない誰かの娯楽になんかなりたくない。知らない誰かに勝手に私の死を偲んで欲しくない。大切な人にだけ、悲しんでいて欲しい。