4月は純真無垢

あんまり長い文章は書けない。不妊治療と妊娠の記録。

【11w2d】出生前診断のこと

11週に入りました。

次回の妊婦検診は13週の予定なので、それまではちゃんと生きてるかなぁとやきもきしながら過ごす毎日。

おなかはすこーし、膨らんできたかも?BMI21で昨今のモデル体型信仰からしたら小太りな私なので、分かりにくいけどね。

体調は、胸焼けしがち、腹痛がち、下痢気味、匂いにはやや敏感、スーパーとか少しの人混みで吐き気。相変わらず少し不調。

 

 

さて、タイトルのとおり出生前診断のこと。

元々はNIPT受けよう、異常が見つかったら残念だけど諦めよう、と思ってた。夫の方がその意思が強い。

もちろん、健康に生まれても障害を負う可能性はあるし、そのときは受け止めるしかないけど、避けられるものなら避けたい、と思ってた。

でも、やっぱり受けないことにしそう。

NIPTで分かるのは13トリソミー(パトウ症候群)、18トリソミーエドワーズ症候群)、21トリソミー(ダウン症候群)。

正直に自分の気持ちを話すと、13と18があらかじめ分かるのであれば、産みたくないと思っている。生後一年生きられない確率が高くて、ずっと疾患で苦しんで一年生きさせるのってそれは生まれてくる子のためになるの?という思いがある。私の中では、生まれてもすぐ死んでしまうと言われている、無脳症に近い位置付けで思っている。

一方でダウン症は、平均寿命が50歳を超えているし、生きられる命なのに、それを殺すのは抵抗がある。10週のエコーで元気にバタバタ動いてるのを見ちゃったから、なおさら。生きられる命を、私の意思で殺してしまうと、罪悪感で死にたくなると思う。

 

本当の自分の本心は、健常者の我が子を育てたいって思ってる。でもさ、ダウン症が分かって、その子を殺して、次は健康な子を産もうなんて、命の選別に他ならなくて、命の選別を肯定することに抵抗がある。法律で許されていることだから他の人には何も言わないけど、私は私自身がそれをすることを許せそうにない。

妊娠前は、「まぁ障害あると大変だしなぁ〜、その子は諦めて次をトライした方がいいよな〜」と思ってたけど、いざ妊娠すると、というか不妊治療でたくさん痛い思いしてやっと授かった元気な胎児を見ると、そんな簡単には割り切れなくなった。

 

とにかく、私の中の結論は、ダウン症は産む。生後の予後が悪い遺伝子疾患なら、産めない。

そう思うと、予後が悪い二つはダウン症よりもずっと確率が低いし、身体的特徴も出やすいから20週の胎児スクリーニングで分かるだろうし、わざわざ20万近く払って出生前診断を受けなくてもいいのでは?と思った。まぁ、胎児スクリーニングで予後が悪い疾患が分かったときに、中絶する選択肢をとれるのかは分からないけど。。

それに、生まれてから赤ちゃんの3%は何かしら先天的な異常を抱えていると言われていて、先にあげた遺伝子疾患以外の原因もいっぱいある。事前に分からずに疾患を持って産まれてきた場合にはその子を受け止めるしかないのに、2つの遺伝子疾患だけ調べて一喜一憂してもなぁ、と思う。出生前診断で陰性だからって必ずしも健康な子が生まれてくるわけじゃないのよね。

さらに言えば、コロナが感染爆発してる状況で、出来る限り出かけたくない。遺伝カウンセリングと検査で2回以上通わないといけないからね。

 

 

出生前診断を受けない」ということに対して、夫は納得してくれたけど、夫の「ダウン症なら中絶して欲しい」という意思は変わらないっぽい。もし実際に我が子がダウン症だったら、多分夫とは離婚して実家に帰ることになるだろうな。

綺麗事を言ってる自覚はあって、障害がある子どもを共働きで、両親に頼れない状況で育てるって、本当に大変だと思う。「生きられる命だから」って産んで、母親が「育てられない」って見捨てたら本末転倒だと思う。

 

 

健康に産まれて、お願い。って強く強く思う。こうやって悩むことがすべて杞憂であってほしい。それでも今こうやってたくさん考えて、想像することは大事だと思うから。

引き続き、いろいろ考えて、夫と話し合って。過ごしていこうと思う。